数あるお酒のジャンルの中で特にウィスキーを愛してやまない方々に、

ふさわしいお店をご案内いたしましょう。

名古屋市名東区本郷にある「Bar Ease Hongo（バーイーズホンゴウ）」が、

今回おすすめしたいバーです。

名古屋市営地下鉄東山線・本郷駅1番出口から徒歩3分。

扉を開けた瞬間に始まる大人の世界へ、いざ出発です。

 

6席あるカウンターやその向こうにズラリと

並ぶボトルの数々―まずはそこに目を奪われます。

聞けば、ジャパニーズを200種類以上も取りそろえているのだとか。

この日本にそれだけの数を手掛ける蒸溜所が存在するなんて意外な発見です。

 

うれしい驚きとともに、相当な本気度を感じつつ、

マスターに自分の好みを伝え、ふさわしいものを選んでもらいます。

そのやりとりはまるでジャズセッションのようなアドリブ感。

これぞ一人飲みの醍醐味です。

 

限定品を所望したところ、運よく差し出されたのが、

「キリン富士御殿場蒸溜所12年 赤ワインカスクフィニッシュ」というレアアイテム。

めったに手に入らないものがスッと登場するこのさりげなさがたまりません。

香りと歳月の偉大さを感じさせてくれる深い味わい。

 

今日一日あったあれこれも晴れていく、深遠なる一杯に感謝したくなるほどです。

「イチローズモルト 秩父10年 ザ・ファーストテン」や「静岡プロローグK」、

「シングルモルト津貫」など、錚々たる銘柄を傾ける常連さんたちの

幸せそうな表情がとても印象的。女性同士のお客さんが、

カクテルの「スカーレットオハラ」や「ヨーグルトパイン」

を楽しみつつ、語らいにますます弾みがついていく。

 

時にマスターのお酒にまつわるエトセトラに笑わせられながら、

グラスを重ね、月が満ちていくように居心地の良さがあふれる

「Bar Ease Hongo（バーイーズホンゴウ）」。

名古屋市名東区本郷界隈の大人の皆さんには、欠かせない名酒場。

今日もまた日々のベースキャンプとして通い続けるお店です。