グルメライターが教える美味しいお店。

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2020.12.24

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難波・法善寺横丁の和食「割烹 美加佐」でたらふく美味三昧!

牡蠣

 

織田作之助の小説「夫婦善哉」でもおなじみの法善寺横丁の一角に、

今回ご紹介する和食の名店「割烹 美加佐」があります。

 

一大テーマパークのような道頓堀エリアにありながら、ここはまるで別世界。

これまで行き交ってきた人たちの痕跡が、

雨の日の石畳に艶っぽく映し出されるような、そんな落ち着いた界隈にあります。

 

創業以来、40年間以上、この地で根を張り、

シビアな舌と胃袋を持つ大阪の人たちに慕われ続けてきました。

二代目に変わった現在も、通い詰めるファンは数え切れません。

1階の8席あるカウンターを舞台に交わされる、厨房の店主と常連さんとの楽し気なやりとり。

まるで良質な喜劇や漫才でも見ているかのようで、居合わせたこっちまで心が弾んでくるほどです。

 

決まったお品書きがない、という点にも、その実力ぶり、

お客さんとの信頼関係の確かさが表れています。

肉や魚、野菜など、自分好みの四季折々の食材を、

調理法も指定して提供してくれる、という驚きのスタイル。

 

例えば、通常ならそのまま出てくることが多い熊本・天草産の生岩牡蠣に、

スコッチウィスキーをひとかけ―という一風変わった味わい方も取り入れています。

 

鹿児島産の緑竹とオクラを出汁で炊き合わせた一皿は、

ひと口サイズの蛸の甘辛煮とともに。

炙られた皮目の香ばしさと甘さが際立つ淡路島・沼島の鱧の焼き霜造りや

ウォッカなどでつけた炎で香りづけする大ぶりのカラスミなど、

一品料理は強者ばかり。

 

ホヤとコノワタの珍味「ばくらい」をつまみに、

奈良橿原市の喜多酒造が醸す「大吟醸 法善寺横丁 美加佐」を合わせると、

大阪の街がスッと体の中にしみ込んでいくような深い余韻に包まれます。

 

名物料理の一つ、軍鶏鍋もあわせてつつけば、

もう気分はかつての文豪・織田作之助気取り―

「一丁、小説でも書いたろか。そやけど、ゼッタイ、駄作之助やろな…」などと軽口だって飛ぶほど絶好調に。

古き良き酒場文化が、ここでは歴史に埋もれず、いまだ健在。

その雰囲気を体感するだけでも訪れる価値ありです。

 

[店名] 割烹 美加佐

[TEL] 06-6211-6665
[住所] 〒542-0076大阪府大阪市中央区難波1-1-20
[アクセス]
大阪メトロ堺筋線、千日前線「日本橋駅」2番出口より徒歩4分
近鉄難波線、阪神なんば線「大阪難波駅」15-A出口より徒歩3分
[営業時間] 15:00~22:00
[定休日] 木曜日
[ホームぺージ] https://www.mikasa-hozenji.com/

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